気になる言葉「コンフォートゾーン」

「コンフォートゾーンから出ないと成長しない」とは、多くのビジネス書に共通して書かれている言葉です。

 

あまり聞きなじみのない言葉かもしれません。

 

もとは心理学用語であり、直訳すると、「心地よく感じる場所」。私たちがストレスや不安などを抱えずに過ごせる、安全な環境について指しています。

 

「ストレスがかからなくて、安全ならそれで良いんじゃない?」

 

そう感じる人もいるかもしれません。それもそうですが、自身に負荷がかからなければそれだけ自己成長する機会や異なった考え方に出会える確率は圧倒的に減ってきます。雑草魂は思考的な刺激が欲しい派ですので、少しでも良いから自分のコンフォートゾーンから出て、様々なことにチャレンジしてみたいと思うのです。

 

そのコンフォートゾーンを出ると、ラーニングゾーン、そして、パニックゾーンへと移っていきます。

 

心地よすぎるコンフォートゾーンから、日々の刺激を求める人はラーニングゾーンへ進んでみることをお勧めいたします。適度なストレスがかかったほうが、パフォーマンスが上がるといった声も多いですね。

 

そこからさらにパニックゾーンへ進むとなると慎重にならないといけません。文字通り、パニックになる恐れがあるようです…

 

「コンフォートゾーン」といった心理学的概念を初めて知りましたが、私はコンフォートゾーンで気持ちよく自分の得意分野を伸ばすのもありだと思いますし、ラーニングゾーンで少し視野を広げられるような考え方に触れてみるのも1つなのではないかと感じます。

 

 

話は少しズレますが、「コンフォートゾーン」と似たような言葉って案外たくさん転がっているような気がします。

 

「ぬるま湯につかる」とか「井の中の蛙大海を知らず」とか。

 

自分の置かれた環境以外にも知らない世界があるんだよ、ってニュアンスは一緒だと個人的に考えます。

 

ただし、自分の慣れ親しんだ環境から一歩を踏み出すのに大抵の人は多少の抵抗があると思います。私もいくら頭の中で「自分が変わらないと周りも変えられない」と思考を巡らせていても、行動に移すのは難しいです。

 

そのため、まずは自分の日頃の行動を意識するようにしています。今まで無意識のうちにルーティン化されていた日常が積み重なって、「コンフォートゾーン」を作り上げているのであれば、少しずつではありますが、以前はやりそうもなかったことをやってみたり。

 

無理のない範囲で変わっていくことを意識するだけで、気が付いたらラーニングゾーンで今まででは考えられないような考え方に出会えること間違いなしだと思い、今日も頑張ります。