Think Outside the Box
よく言われていた気がしますし、こういった考え方が求められる環境が多かったとも思います。
“Think outside the box”って。
直訳してしまえば、「箱の外で考える」。
ニュアンスだと、「常識にとらわれない」「縮こまらない」「自分色」といった感じでしょうか。
あくまで私の解釈ですが。
マニュアルのような人の足並みを揃えるためにあるものはあまり意味を持たない雰囲気に世の中が少しずつシフトしていることを肌で感じることがあります。
日本人の国民性として、「みんな同じ」ことが出来るのは非常に重宝され、美徳と言っても過言ではない能力と思われていますよね。
私もこの考え方を完全否定するつもりはありません。
むしろある集団に同じ方向性を向いて欲しいのであれば、一種のマニュアルは必要になります。
ただ、意識の持ち用1つでその後を左右するのです。
マニュアルに沿うことは、一種の型にはまること。
一旦、型にはまってしまうとなかなか抜け出すことは出来ません。
気が付いたら、マニュアル通りにしか動けない、考えられない人間に出来上がっているのです。
会社組織に当てはまると、より想像しやすいかもしれません。
例えば、採用面接で「○○がしたい」と意気込んでいる姿勢が買われたため、入社するとします。しかし、その姿勢や良い意味で突出していた個性は入社後に受ける研修などで一気に削られ、月日が経つに連れて、その会社に合ったただの社員となってしまうのです。
会社に染まることが悪いと言っているわけではありません。
ただ、どんな場面に直面しようとも、自分から発信する意味を持ちたいというのが率直な考えとなります。私が発言しようと、隣の人が発言しようと、似たような意見の寄せ集めでは前には進めませんから。
こんな状況を打破すべく、“Think outside the box”を心掛けたいと思うのです。
ちょっとした意外性や一捻りを加えるのも、もしかしたら手かもしれないですね。